キングスクロス駅の9と3/4番線はどこ?撮影の裏ワザと周辺最新事情
ロンドンを代表する巨大ターミナルであり、世界中のファンを惹きつける『ハリー・ポッター』の聖地としても名高いキングスクロス駅。かつては北イングランドやスコットランド方面への長距離列車が発着する無骨な国鉄駅という印象が先行していましたが、大規模な再開発を経た現在は、息をのむような近代建築と歴史的重厚感が融合したロンドン屈指のカルチャースポットへと進化を遂げています。
しかし、初めて訪れる旅行者の間では「劇中の9と3/4番線は実際のホームにあるのか」「隣接するセントパンクラス駅との違いが分かりにくい」「現地の混雑や治安はどうなっているのか」といった疑問や戸惑いの声が後を絶ちません。本稿では、現地取材データと最新の運行・観光情報をもとに、キングスクロス駅の全貌と押さえておくべき実践的ノウハウを徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「9と3/4番線」の公式撮影スポットは改札外の西側コンコースに常設され、専用ショップ「The Harry Potter Shop at Platform 9 ¾」が隣接している。
- 要点2:映画に登場する赤煉瓦の壮麗な外観は実は隣の「セントパンクラス駅」。ユーロスター発着駅との乗り換え動線も事前に把握が必須。
- 要点3:周辺は近年の再開発で治安が劇的に向上し、荷物預かりや周辺ホテル、商業施設(コール・ドロップス・ヤード)を含めて滞在利便性が極めて高い。
【聖地巡礼】9と3/4番線の現在地とハリーポッターショップ徹底解剖
世界中のハリポタファンが目指す「9と3/4番線(Platform 9 ¾)」のフォトスポットは、実際の9番線・10番線ホームの改札内ではなく、西側コンコース(Western Concourse)の改札外エリアに設置されています。実際の9番線と10番線の間には線路が走っており壁が存在しないため、駅舎の大規模リニューアル時に観光客が安全にアクセスできる現在のパブリックスペースへ記念撮影コーナーが整備されました。
壁に半分吸い込まれた荷物カートの横には専任スタッフが常駐しており、グリフィンドールやスリザリンなど好みの寮のマフラーを巻いて、マフラーを宙になびかせた躍動感あるポーズで記念写真を撮影してもらえます。プロのカメラマンによる撮影が行われますが、自身のスマートフォンやカメラを同行者に渡して撮影することも認められています。
撮影ブースのすぐ隣には、公式オフィシャルストアであるキングスクロス駅 ハリーポッターショップ(The Harry Potter Shop at Platform 9 ¾)が展開しています。店内にはホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証レプリカ、各寮のローブ、名入れができる杖、百味ビーンズなどのスイーツ類まで、ファン垂涎のキングスクロス駅 お土産 限定グッズが所狭しと並んでいます。特に「Platform 9 ¾」の刻印が入った限定チケット型キーホルダーや駅名標デザインのマグカップは、ロンドン旅行の記念品として高い人気を誇ります。
隣のセントパンクラス駅との決定的な違い|ユーロスターと映画ロケ地の真相
ロンドンを訪れた旅行者が最も陥りやすい罠が、キングスクロス駅とセントパンクラス駅の混同です。両駅は道路を1本挟んで隣接しており、地下鉄(チューブ)では「King's Cross St. Pancras」という単一の駅名で直結していますが、運営形態も建築様式も異なる別個のターミナルです。
| 項目 | キングスクロス駅(King's Cross) | セントパンクラス駅(St Pancras Int'l) | 旅行者へのアドバイス |
|---|---|---|---|
| 主な役割・路線 | 英国内長距離列車(LNER等:ヨーク、エディンバラ方面) | 国際高速列車ユーロスター(パリ、ブリュッセル、アムステルダム方面) | キングスクロス駅 ユーロスター発着ではなく、国際線は全てセントパンクラス駅発着となる点に注意。 |
| 建築様式と特徴 | 1852年開業の機能的レンガ造+巨大な網目状の白い半円形コンコース屋根 | 1868年開業のヴィクトリアン・ゴシック様式(旧ミッドランド・グランド・ホテル) | 映画『秘密の部屋』で空飛ぶフォード・アングリアが飛び立つ外観はセントパンクラス駅のファサード。 |
| 乗り換え所要時間 | 地上徒歩で約2〜3分、地下通路経由で約3〜5分 | キングスクロス駅 セントパンクラス駅 乗り換えは地上を歩いた方が視覚的に迷いにくい。 |
映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でハリーとロンが空飛ぶ車でホグワーツへ向かうシーンの背景として使われた華麗なネオ・ゴシック建築の外観は、キングスクロス駅ではなくセントパンクラス・ルネッサンス・ホテルのファサードです。駅舎の内部(白い大屋根)はキングスクロス駅、外観のロケ地はセントパンクラス駅という「視覚的な使い分け」がなされている事実は、現地を訪れる前に知っておくべき最大のトリビアといえます。
【現場検証】写真撮影の混雑状況と待ち時間を半減させる実戦テクニック
9と3/4番線のカート前は、世界中からの観光客で常に賑わっています。キングスクロス駅 写真撮影 混雑状況の現地観測データによると、ピーク時間帯である午前10時から午後16時にかけては、撮影待ちの行列が1時間から1時間半(ハイシーズンは2時間近く)に達することが珍しくありません。
混雑を回避して効率的に撮影を行うための実戦的アプローチは以下の3点です。
- 早朝および夜間の時間帯を狙う:公式ショップの営業開始前(朝8時前)や閉店後(夜21時以降)は、スタッフやプロカメラマン、貸出マフラーは不在となるものの、荷物カート自体は壁に固定されたまま残されています。マフラーを持参していれば、並ばずに無料でセルフ撮影が可能です。
- VIPフォトパス(ファストトラック)の活用:公式ショップのウェブサイト等で事前購入できる優先入場パスを利用すれば、長蛇の列をスキップして専用レーンからスムーズに撮影エリアへ案内されます。
- ショップ内での受取スムーズ化:プロが撮影した写真はショップ内のカウンターで購入できますが、レジも混雑するため、写真確認とグッズ購入の動線を事前に決めておくとタイムロスを防げます。

構内図から読み解く利便性|アクセス・荷物預かり・おすすめホテル
ロンドン中心部の北側に位置する当駅は、ロンドン交通局(TfL)の主要地下鉄6路線(ピカデリー線、ヴィクトリア線、ノーザン線、サークル線、ハマースミス&シティ線、メトロポリタン線)が乗り入れるメガハブです。ヒースロー空港からは地下鉄ピカデリー線で乗り換えなし(所要約55分)でキングスクロス駅 行き方 アクセスが確保されています。
駅の構造を把握する上で役立つのがキングスクロス駅 構内図 マップです。西側コンコースには総合案内所、カフェ、ベーカリー、ドラッグストア(Boots)、そしてキングスクロス駅 荷物預かり コインロッカーサービスを提供する「Excess Baggage Company」が常設されています。ロンドンの主要駅には保安上の理由から無人のコインロッカーが存在しないため、有人カウンターでの手荷物X線検査と一時預かりが標準仕様となっています。
駅周辺に滞在を検討する場合、キングスクロス駅 周辺ホテル おすすめの選択肢は極めて豊富です。駅直結のラグジュアリーホテル「St. Pancras Renaissance Hotel」から、洗練されたモダンデザインで話題の「The Standard, London」、コストパフォーマンスと機能性に優れた「hub by Premier Inn」まで、予算と旅のスタイルに応じた宿泊拠点を容易に見つけることができます。
【都市再生と治安】かつての悪名高きエリアはどう変貌したのか?
1980年代から1990年代にかけてのキングスクロス周辺は、治安の悪さや荒廃した街並みが社会問題化していた地域でした。しかし、総工費数十億ポンド規模の「キングスクロス再開発プロジェクト」により、歴史的遺産を活かした最先端のスマートシティへと劇的な変貌を遂げました。
駅北側に位置する歴史的な石炭集積場跡地は、著名建築家トーマス・ヘザウィック率いるデザインチームの手によって「コール・ドロップス・ヤード(Coal Drops Yard)」というオープンエアの商業施設に生まれ変わりました。運河(リージェンツ運河)沿いには緑豊かな遊歩道やオープンカフェが広がり、Googleの英国新本社をはじめとする世界的なITテック企業が拠点を構えています。
現在、キングスクロス駅 治安 周辺環境はロンドン都心部の中でも極めて良好に保たれています。夜間でも照明が明るく、警備員や警察官の巡回が頻繁に行われていますが、世界中から観光客が集まるターミナル駅特有の「スリ」や「置き引き」、駅前広場でのスマートフォンひったくり(モペットと呼ばれる小型バイクを使った犯行)には依然として十分な警戒が必要です。
【プロの結論】キングスクロス駅観光に向いている人・慎重になるべき人の判断基準
旅程にキングスクロス駅を組み込むべきか迷っている旅行者に向けて、現地取材に基づく客観的な判断基準を提示します。
- 強くおすすめできる旅行者:
- 『ハリー・ポッター』シリーズの世界観を体感し、公式限定グッズを手に入れたいファン
- ユーロスターでパリやブリュッセルへ抜ける、または英国北部(エディンバラや湖水地方)へ鉄道移動する旅行者
- ヴィクトリア朝の重厚なレンガ建築と現代的な大空間アーキテクチャの対比を鑑賞したい建築愛好家
- 旅程の再考を推奨する旅行者:
- ロンドン滞在が1〜2日と極めて短く、ウエストミンスター寺院や大英博物館など主要名所の観光だけで手一杯な人
- 「カートが壁に刺さっているだけの撮影スポット」に1時間以上の待ち時間を費やすことに価値を感じない人(ワーナーブラザース・スタジオツアー・ロンドンを別途予約している場合は、そちらでも本格的な撮影が可能です)

【キングスクロス駅】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:9と3/4番線のカート写真撮影はお金がかかりますか?
A1:撮影自体は無料です。持参したスマートフォンやカメラで同行者に撮影してもらう場合は費用は一切かかりません。プロカメラマンが撮影した高品質なプリント写真やデータ、特製フォトホルダーを購入する場合のみ料金(約15〜20ポンド程度)が発生します。
Q2:駅構内で荷物を預けたい場合、予約は必要ですか?
A2:事前予約なしでも西側コンコースの「Excess Baggage Company」で直接預けることが可能です。ただし、夏季や連休などの観光ピーク時は預け入れ・受け取りともに列ができるため、公式サイトから事前予約を入れておくと手続きが迅速になります。
Q3:キングスクロス駅からユーロスターに乗る場合、どのくらい前に駅へ行くべきですか?
A3:ユーロスターはキングスクロス駅ではなく、隣接するセントパンクラス国際駅から発着します。国際列車のため保安検査とパスポートコントロール(出入国審査)が必要となり、発車時刻の90分前(スタンダードクラス)〜60分前(ビジネスプレミア)までのチェックイン完了が推奨されています。
まとめ:歴史とファンタジーが交差するロンドンのゲートウェイ
キングスクロス駅は、単なる通過点としての鉄道駅を超え、世界的なポップカルチャーの聖地、そして近代都市再生の成功モデルとして確固たる地位を築いています。19世紀の産業革命を支えたレンガ造りの骨組みと、21世紀の建築技術を結集した西側コンコースの白い大樹のようなドーム屋根は、見上げるだけでも圧倒的な存在感を放ちます。
9と3/4番線の撮影をスマートに楽しむ時間配分、映画のロケ地であるセントパンクラス駅との位置関係、そして運河沿いの最新スポットまでを正しく把握しておくことで、ロンドン滞在の満足度は格段に向上します。現地を訪れる際は、ぜひ歩きやすい靴で、歴史とファンタジーが織りなす空間の魅力をご自身の五感で確かめてみてください。 (出典: キングス クロス 駅(Yahoo!ニュース))