石川県民プールはなぜ閉鎖・解体に?跡地の現在や注目の代替施設を徹底解説
かつて石川県の夏の風物詩として、多くの子どもたちや家族連れで賑わった「石川県民プール」。夏休みになると巨大なウォータースライダーや流水プールに長蛇の列ができ、県民にとってかけがえのない思い出の場所でした。しかし、惜しまれつつも営業を終了し、すでに施設は解体されています。
「なぜあれほど人気のあったプールが閉鎖・解体に追い込まれたのか」「現在、あの広大な跡地はどうなっているのか」「再開の可能性や代わりに行けるプールはあるのか」といった疑問を抱く方は少なくありません。本稿では、閉鎖に至った決定的な理由から解体の経緯、2026年現在の跡地の様子、そして「金沢プール」をはじめとする代替レジャー施設まで詳しく検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:石川県民プールは施設の著しい老朽化と「金沢プール」新設に伴い、2015年夏を最後に閉鎖・解体された。
- 要点2:解体後の跡地は西部緑地公園の機能拡充エリアとして整備され、現在のところプール再建・再開の計画はない。
- 要点3:現在は屋内国際公認規格の「金沢プール」や近隣の屋外レジャープールが県民の主要な受け皿となっている。
【閉鎖の真相】石川県民プールが営業終了に至った決定的理由と老朽化の壁
金沢市袋畠町の西部緑地公園内に位置していた石川県民プールは、1973年(昭和48年)の開設以来、40年以上にわたって親しまれてきました。県内最大級の屋外プールとして親しまれた同施設が閉鎖に踏み切った最大の要因は、施設全体の深刻な老朽化と巨額の維持管理コストです。
オープンから40年以上が経過した現場では、配管の腐食やプール底面のひび割れ、機械設備の不具合が頻発していました。安心・安全な水質と環境を維持するためには全面的な大規模改修が不可欠でしたが、屋外プールという特性上、営業期間は7月〜8月のわずか約2カ月間に限られます。年間数千万円規模の赤字を抱えながら、数十億円規模にのぼる改修投資を行うことは、行政運営の観点から極めて困難な状況に陥っていました。
加えて、日本水泳連盟の公認競技会を開催するための設備基準(水深やコース幅、計時装置など)を旧規格のまま満たすことができなくなっていた点も、存続を断念せざるを得ない大きな要因となりました。
【解体の経緯】惜しまれつつ姿を消した石川県総合運動公園の歴史的シンボル
石川県民プールは、2015年(平成27年)8月末の営業を最後に完全閉鎖となりました。最終シーズンには「最後の思い出作り」として多くの県内外ファンが詰めかけ、別れを惜しむ声が各所で上がりました。
その後、県議会や有識者会議での議論を経て、敷地の安全性確保と今後の再整備を円滑に進めるため、2016年度から2017年度にかけて解体工事が実施されました。高さ約14メートルから滑り降りる迫力満点のウォータースライダーや、全長1周約200メートルの流水プール、50メートル公認プールといった大型設備はすべて撤去され、更地へと姿を変えたのです。
長年、石川県総合運動公園(西部緑地公園)の中核レクリエーション施設として君臨した同プールは、こうして物理的にも完全にその歴史に幕を下ろしました。
【現在の様子】石川県民プールの跡地はどうなった?2026年最新の現地状況
広大だった石川県民プールの跡地は現在、西部緑地公園の多目的広場や大規模イベント時の臨時駐車場、緑地スペースとして活用されています。
金沢スタジアム(ゴーゴーカレースタジアム)の開業など、周辺エリアのスポーツ・エンターテインメント機能の再編に伴い、かつてプールだった区画は動線の確保や来場者の受け入れインフラとして重要な役割を担っています。現地を訪れても、かつて巨大なスライダーや水しぶきが上がっていた面影はほとんど残っておらず、広々としたアスファルトと芝生エリアが広がる景観へと移行しました。
なお、石川県による今後の公園全体再整備基本構想においても、「石川県民プールを同じ場所・形態で再開・再建する予定はない」ことが公式に示されています。
【代替施設の筆頭】国際公認50m「金沢プール」の特徴と市営プールの利用料金
石川県民プールの閉鎖に伴い、競技機能および県民の健康増進の役割を引き継ぐ形で誕生したのが、2017年に金沢市磯部町に開館した「金沢プール」です。
金沢プールは、日本水泳連盟公認の屋内50mメインプール(10コース・可動床完備)をはじめ、25mダイビングプール、25mサブプールを備えた北陸屈指の総合水泳施設です。天候や季節に左右されることなく、年間を通して本格的なスイミングやウォーキングが楽しめます。
一般利用における主な料金設定は以下の通りです。
- 大人(一般・大学生):1回 520円(50m・25m共通利用)
- 高校生以下(高校生・小中学生):1回 260円
- 幼児:無料(※保護者の同伴が必要)
- 定期券・回数券:頻繁に利用する方向けに1カ月定期券や11枚綴り回数券も販売
※料金や開館時間は大会開催等により変動する場合があるため、訪問前に公式サイトでのスケジュール確認が推奨されます。
【2026年夏版】石川県内で楽しめるおすすめレジャープール&屋外スポット
競技志向ではなく「夏に思い切り水遊びがしたい」「子どもと一緒にウォータースライダーを楽しみたい」というファミリー層に向けて、石川県内で現在営業している人気の代替レジャープールをご紹介します。
1. 健民海浜プール(金沢市普正寺町)
石川県民プールなき後、金沢エリア最大の屋外レジャープールとして絶大な人気を誇る施設です。スライダー、流れるプール、波のプール、幼児プールなど多彩な水槽が揃っており、夏休み期間中は多くの家族連れで大盛況となります。
2. 松任海浜公園プール(白山市相川町・CCZ)
日本海を望むロケーションに位置し、屋内温水プールと屋外レジャープール(夏季限定)を兼ね備えています。スライダーや幼児用滑り台が充実しており、アクセスも良好です。
3. アクアパーク シ・メール(志賀町)
能登エリアで天候を気にせず通年遊べる屋内温水レジャープール。流れるプールやスライダーがあり、小さな子ども連れでも安心して楽しめます。
【石川県民プール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:石川県民プールが閉鎖されたのは何年ですか?
A1:2015年(平成27年)8月31日の営業終了をもって閉鎖されました。翌年以降に解体工事が行われました。
Q2:跡地に新しいレジャープールが建設される予定はありますか?
A2:現在のところ、跡地に屋外レジャープールを再建・再開する計画はありません。西部緑地公園全体の再整備の一環として、多目的利用や周辺施設連携のスペースとして活用されています。
Q3:ウォータースライダーがあった県民プールの代わりになる場所はどこですか?
A3:金沢近郊であれば「健民海浜プール」や「松任海浜公園プール(CCZ)」がスライダーや流水プールを備えており、かつての県民プールに近いレジャー体験が可能です。
まとめ:記憶に刻まれた名プールと新たな水泳インフラの未来
42年間にわたり県民の夏の思い出を支え続けた石川県民プール。老朽化や時代の変化とともにその役目を終え、施設自体は姿を消しましたが、そのスピリットは高度な競技環境を誇る「金沢プール」や、地域のレジャープールへと確かに受け継がれています。
本格的なトレーニングを楽しみたい方は通年利用可能な屋内市民プールへ、夏のレジャーを満喫したい方は健民海浜プールをはじめとする屋外施設へ、目的に合わせて新たな水泳ライフを充実させてみてはいかがでしょうか。 (出典: 石川 県民 プール(Yahoo!ニュース))