ブルンストロームステージの判定基準とは?上肢・手指・下肢の違いを徹底解説!

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ブルンストロームステージの判定基準とは?上肢・手指・下肢の違いを徹底解説!
ブルンストロームステージの判定基準とは?上肢・手指・下肢の違いを徹底解説!
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🎵 ブルンストロームステージの判定基準とは?上肢・手指・下肢の違いを徹底解説!

脳卒中や脳出血などの脳血管障害を発症した際、医療現場で最も頻繁に用いられる運動機能の回復指標が「ブルンストロームステージ(Brunnstrom Recovery Stage:BRS)」です。片麻痺からの機能回復プロセスを段階化し、現在の状態を客観的に把握するために不可欠な共通言語として、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、医師の間で広く共有されています。

回復過程において麻痺側がどのような変化をたどるのか、なぜ手指と上肢・下肢で評価が分かれているのかを正確に把握することは、適切なリハビリテーション計画を立てる上で極めて重要です。本稿では、BRS評価基準詳細から臨床での具体的な分離運動評価方法、さらには片麻痺リハビリ経緯と最新のアプローチまで、現場の知見をもとに分かりやすく解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:ブルンストロームステージは脳卒中片麻痺の回復過程をStage I(完全弛緩)からStage VI(正常に近い分離運動)までの6段階で分類する評価法。
  • 要点2:「上肢」「手指」「下肢」の3部位で個別に評価を行い、共同運動パターンの出現から分離運動への移行段階を正確に判定する。
  • 要点3:評価表に基づく客観的なステージ判定が、2026年現在のニューロリハビリテーションやロボット支援機器導入の最適なタイミングを決定づける。

【基礎知識】ブルンストロームステージ(BRS)とは?脳卒中片麻痺の回復段階を可視化する指標

スウェーデンの理学療法士シグネ・ブルンストローム(Signe Brunnstrom)によって提唱されたブルンストロームステージは、脳血管障害運動機能評価のゴールドスタンダードとして世界中で活用されてきました。中枢神経系が損傷を受けると、筋肉が完全に弛緩した状態から徐々に痙縮(筋肉の緊張)が高まり、やがて自分の意思で個々の関節を動かせる「分離運動」へと移行していきます。

この脳卒中片麻痺回復段階は、人間の発達過程や退行現象と密接に関連しており、基本的に飛び級することなく順番に進むのが特徴です。臨床現場における理学療法作業療法評価では、患者の現在地を特定し、次に目指すべき運動パターンを明確にするための必須ツールとして位置づけられています。

【判定基準一覧】ブルンストロームステージ評価表と6つの回復段階

ブルンストロームステージ判定基準は、麻痺の重症度と運動のコントロール能力に応じてStage IからStage VIの全6段階で定義されています。臨床で活用される評価の全体像は以下の通りです。

ステージ状態の定義主な特徴
Stage I弛緩性麻痺(完全麻痺)自発的な随意運動が一切見られず、筋緊張も低下している状態。
Stage II共同運動の出現・痙縮の始まりわずかな筋収縮や共同運動の要素が出現。筋緊張が高まり始める。
Stage III著明な共同運動・痙縮のピーク屈曲または伸展の共同運動パターンが自分の意思で意図的に行える。
Stage IV共同運動からの脱出(部分的分離)共同運動のパターンから外れたいくつかの基本的な分離運動が可能になる。
Stage V相対的分離運動の確立共同運動の支配から脱し、より難度の高い独立した運動が可能になる。
Stage VI正常に近い協調運動個々の関節運動がスムーズで、スピードを上げた協調性テストもほぼ正常。

【部位別】上肢・手指・下肢におけるBRS評価基準詳細とテスト動作

ブルンストロームステージは全身一括ではなく、「上肢」「手指」「下肢」の3部位を個別に判定します。特に手指は細かな巧緻動作を担うため、上肢とは独立した基準が設けられています。

1. ブルンストロームステージ上肢の判定

ブルンストロームステージ上肢では、肩関節や肘関節の連動性を診ます。Stage IVでは「手を腰の後ろに回す動作(腰背部への手掌設置)」「肘を伸ばしたまま肩を90度前方に挙上する動作」ができるかが問われます。Stage Vになると「肩を90度外転(横に開く)した状態での肘伸展」や「頭上への挙上」といった、より高度な分離運動がチェックされます。

2. ブルンストロームステージ手指の判定

ブルンストロームステージ手指は、握ること(屈曲)と開くこと(伸展)のコントロールを評価します。Stage IIIでは鉤握り(フック握力)や全指の集団屈曲が中心ですが、Stage IVでは側腹つまみ(キーをつまむ動作)や親指の自発的な伸展が求められます。Stage Vで筒握り・球体握りからの随意的な解放、Stage VIでは完全な個別指運動と素早い開閉が可能になります。

3. ブルンストロームステージ下肢の判定

ブルンストロームステージ下肢は、座位および立位での関節コントロールを観察します。Stage IVの基準動作は「座位で足を床につけたまま踵を浮かさずに膝を90度以上屈曲すること」「踵を床につけた状態での足関節背屈(つま先上げ)」です。Stage Vでは立位で膝を曲げて踵を殿部に近づける動作や、骨盤を動かさずに股関節を外転させる動作が判定の境目となります。

【臨床現場の実際】共同運動パターンと分離運動評価方法のポイント

回復過程において避けて通れないのが共同運動パターンです。これは、腕を曲げようとすると肩・肘・手首がすべて連動して曲がってしまうような、中枢抑制が効かない未分化な運動形態を指します。上肢では「屈曲共同運動(肩外転・肘屈曲・前腕回外)」、下肢では「伸展共同運動(股伸展・内転・膝伸展・足関節底屈)」が典型例です。

臨床における分離運動評価方法では、代償動作(体幹を横に傾けて腕を上げるなど)を厳格に見極める観察眼が求められます。患者が努力しようとして不要な筋緊張が全身に入ると、見かけ上は動いていても正しいステージ判定ができません。セラピストは肢位を安定させ、指示された単一の関節運動が純粋に行われているかを慎重にチェックします。

【リハビリの経緯と進化】2026年現在の治療アプローチと予後予測

かつての片麻痺リハビリ経緯を振り返ると、ブルンストロームが提唱した当時は「まず共同運動を意図的に引き出し、それを徐々に分離させていく」という手法が主流でした。しかし、神経科学が飛躍的に進歩した現代では、異常な筋緊張を過剰に強化させないアプローチが重視されています。

2026年のリハビリ現場では、ブルンストロームステージ評価表で現状を精緻に捉えた上で、経頭蓋磁気刺激(TMS)やロボットリハビリテーション、電気刺激療法(IVES等)を組み合わせるニューロリハビリが定着しています。発症後早期にStage IIIからStage IVへの移行を促し、いかに共同運動の連鎖を断ち切って実用的な分離運動を獲得するかが、ADL(日常生活動作)自立に向けた鍵を握っています。

【ブルンストロームステージ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ブルンストロームステージは一度上がったら下がることはありませんか?
A1:原則として回復傾向を示しますが、体調不良や疲労、過度な緊張、活動量の低下などによって一時的に痙縮が強まり、ステージが後退したように見えることがあります。また、廃用症候群によって随意性が落ちるケースもあるため、継続的なコンディショニングと評価が必要です。

Q2:手指だけ回復が遅れているのはなぜですか?
A2:大脳皮質の運動野において、手指を司る領域は体全体の中でも非常に広範です。そのため、脳の血流障害や損傷の影響を繊細に受けやすく、大まかな関節運動を行う下肢や上肢の近位部に比べて、手指の分離運動(微細動作)の獲得には時間がかかる傾向があります。

Q3:ステージVIになれば完全に元の状態に戻ったと言えますか?
A3:Stage VIは「正常に近い分離運動が可能」な段階ですが、完全な発症前の状態を意味するわけではありません。スピードを上げた際のわずかな引っかかり、極度の疲労時における協調運動障害、筋力や持久力の低下、感覚障害などが残存している場合があるため、総合的な生活適応能力のチェックが重要です。

まとめ:回復過程を正しく捉え効果的なリハビリテーションへ

ブルンストロームステージは、麻痺の進行度合いを共通理解するための極めて合理的なスケールです。Stage Iの完全弛緩から始まり、痙縮と共同運動のピークを経て分離運動へと至る道筋を把握することは、患者自身や家族にとっても「現在の状態と次の目標」を可視化する大きな支えとなります。

医療従事者による定期的な評価をもとに、各ステージに最適化された介入を取り入れることで、運動機能の可能性を最大限に引き出すことができます。身体が示す小さな変化を見逃さず、段階に応じた着実なリハビリテーションを進めていくことが何より重要です。 (出典: ブルン ストローム ステージ(Yahoo!ニュース)

ブルン ストローム ステージ
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